転校生登場

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「なっ!?なにするんだよ擢兎!!」 顔を真っ赤にしてわなわなと震える涼風。 「なにって、ただ歓迎の挨拶をしただけですよ?」 ニコニコ笑う擢兎。 「そうなのか!じゃあ許してやるよ!それとその笑いかたやめろって!」 「すみません。しかしもう慣れてしまっていてなかなか崩すことができないのですよ。」 「そっか...ちゃんと笑えるようになるといいな!」 眼鏡越しにニッと笑う涼風。 「ええ。さぁ、理事長のところに行きましょう。案内しますよ。」 「おう!」 そう言って2人は学園の方へ去っていった。 2人がいなくなった門近くの茂みから、1人の少年が出てきた。 「転校生きたーー!!!しかも毬藻ヘアに黒縁グルグル眼鏡!!片言敬語に極めつけは副会長の笑顔を指摘したよwwwここまで王道とか神は僕に味方したのかwww副会長も途中までは王道な感じだったのにお口にチューしなかったし...そこはぶちゅーっと口に熱いキッスでしょうが!! まぁまだまだ楽しみはたくさんあるから今回はこれで我慢するか♪ さぁて、湊真を迎えに行こうかな♪」 ルンルン気分で寮へ向かう朱希であった。
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