転校生登場

6/13
前へ
/836ページ
次へ
けたたましい悲鳴で入ってきたのは生徒会のメンバーらしい。俺は副会長しか知らないからな。 「煩い。静かしにろ。」 1番前にいたやつの一言でその場が静かになる。ありがたい。これで静かに食べられる。 そう思っていたが、天は俺に安息を与えるつもりはないらしい。 「涼風!!会いたかったですよ。」 「擢兎じゃん!朝ぶりだな!」 「こいつがお前の言っていた奴か?」 「そうですよ劉明。私のお気に入りですから手を出さないでくださいね?」 「お前趣味悪いんじゃないか?こんなボサボサ頭のどこがいいんだよ。」 鼻で笑いながら言う男。 「お前!!人を見かけで判断しちゃダメなんだぞ!!謝れよ!」 「フッ、俺に歯向かうとは...お前名前は?」 「綾野涼風だ!てか自分が先に名乗れよ!」 「俺は獅堂劉明、この海淵学園の生徒会長だ。」 偉そうだと思っていたが生徒会長か。 「劉明か!よろしくな!」 「あぁ。」 そう言い、毬藻頭の腕を引き、自分の方へ引き寄せると、 ありえない.... 『きゃぁぁぁぁぁ!!!!』 「会長様が毬藻にキスなんて!!!」 「いやぁぁぁぁ!!!」 そう...あろうことかあの会長、毬藻頭にキスしやがったんだよ。 しかも口に...
/836ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3167人が本棚に入れています
本棚に追加