なぜ俺が・・・・

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元々、進学先はどこでもよかった為、家から近いとこを受けようと思っていたのだが、幼馴染みであり親友でもある腐男子、来栖朱希がどうしてもこの学園がいいと言い出した為、仕方なく受けることになったわけだ。 まさか受かるとは思わなかったが... 「ハア...」 「もー、溜め息したら幸せ逃げちゃうよ?ちなみに僕の幸せは生BL見てhshsすることだよ☆」 「....ハア」 人の趣味にどうこう言うわけではないが、巻き込まれる此方としては是非自重してほしい。 「とにかく、いつまでも門の外で突っ立ってても仕方ない。とっとと中に入るぞ。」 「はーい!」 俺は門の横にあるインターホンの呼び鈴を押し守衛を呼び出すことにした。 「はい。こちら海淵学園守衛室です。」 「本日こちらに入寮することになっている、蘭湊真と来栖朱希です。開門してもらえますか?」 「蘭様と来栖様ですね?理事長より伺っております。只今お開けしますのでお待ちください。」 ブツっとインターホンが切れると同時に目の前のでかい門が大きな音を立てて開き始めた。 「本当に無駄だな...」 「これでこそ王道学園だよ!」 「ソウデスカ...」 門が完全に開いたので、俺と朱希は学園の中に足を踏み入れた。
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