3167人が本棚に入れています
本棚に追加
「外部生で首席、家柄も良くその容姿も素晴らしい(そしてその容姿に反したS気質)...そんな蘭様に親衛隊が出来ない方がおかしいです!」
なにやら息を荒くしながら俺に訴える杜峨先輩に、うんうんと頷く東雲先輩。
「...はぁ...」
その勢いに若干気後れする。
「先輩方?湊真に言っても本人無自覚なので意味ないですよ?」
今まで黙っていた愁犀が口を開いた。そして先輩も溜め息つかないでください。
「でも僕達は、そんな蘭様に惹かれたんだからいいんです。」
そう言って俺に微笑む東雲先輩。
「僕は認めないんだからねぇぇぇ!!!」
荒れる朱希を宥める凪沙。
「では、こうしたらどうでしょう?隊長については変更出来ませんが、来栖様には相談役として僕達の上にいてもらうというのは...」
「相談役ってなに?」
なにやら食い付いてきた朱希。
最初のコメントを投稿しよう!