企てる者

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「外部生で首席、家柄も良くその容姿も素晴らしい(そしてその容姿に反したS気質)...そんな蘭様に親衛隊が出来ない方がおかしいです!」 なにやら息を荒くしながら俺に訴える杜峨先輩に、うんうんと頷く東雲先輩。 「...はぁ...」 その勢いに若干気後れする。 「先輩方?湊真に言っても本人無自覚なので意味ないですよ?」 今まで黙っていた愁犀が口を開いた。そして先輩も溜め息つかないでください。 「でも僕達は、そんな蘭様に惹かれたんだからいいんです。」 そう言って俺に微笑む東雲先輩。 「僕は認めないんだからねぇぇぇ!!!」 荒れる朱希を宥める凪沙。 「では、こうしたらどうでしょう?隊長については変更出来ませんが、来栖様には相談役として僕達の上にいてもらうというのは...」 「相談役ってなに?」 なにやら食い付いてきた朱希。
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