そんなのまだ決めてない❗

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「なんじゃ坊主殺されてーのか」 「いや~、道間違えました」 「だろうな、速くどっか行けや」 「きみらの生きる道がだよ」 静かな街に叫び声が響いている。 ここは、サンタリ街静かで景色が綺麗で有名だが、裏では不良や強盗、殺人事件が多いのでも有名だった。そんな街での小さな出来事である。 「腹へった~ご飯まだ~」だだをこねるような声がした。その声の先は、台所に向いていた。 「まだだ。てかお前少しは手伝え」 台所からはまた怒った声が帰ってくる、 「仕事で疲れたから速く食べたいよ~」 「今できるから待ってろ」 「速く速く速く~」 「うるさい、はいおまちどう」 「ありがとう」 騒いでいた声が、料理が出たとたんに静かになった。 「で、今日の仕事どうだった」 ガツガツ食べてるところに声をかけた。 だがさっきまで騒いでたのに、食事中は静かにしろとでも言いたい目で答えた。 「楽勝だったよ。だって弱かったしね」 「良かったじゃん、怪我とかなかった」 親みたいに心配していたのかいろいろ聞いていた。 だが食事中の会話にたいきれず、 「食事中だ、静かに食べさせろ」 「ごめんごめん、静かにお食べ」 「言われなくてもたべりし」 「いっぱいあるからね」 子供と大人のような会話だった。 「さて、お腹いっぱいだから探偵所始めるか」 「始めましょう」 そう言うと二人は、開店の準備をしていた。 店の名前は、『なんでも探偵所』見たまんまだった。 開店準備も終わり開店をしたが、一時間、二時間、三時間だった。 「今日も客なしだな」 「だな」 と話しをしていると、カラン~と安い鐘の音とともに少女が来てた。 「あの~ここなんでも探偵所ですか」 恐る恐る聞いていた。 「はい、そうですよ~」 「ここがなんでも探偵所だよ。きみは、なんのようかな」 優しく聞いた。 「あ、あの悪い人倒してほしいの」 真剣に言っていた。 「悪い人って、どんな人かな。まあ~立ち話はいいからそこに座って話してね」 少女は、言われた方にある椅子に座って話し始めた。
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