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「別に、違うしー」 「あ、アイツが女の子と話してる」 「えっ」 グルっと窓の外に顔を出した。 いないじゃん。 ガクッと肩を下げ莉莎子をじろりと見た。 「ダサ」 アイス棒をかじりながら、彼女は含み笑いをする。 「どんだけ好きなのよ」 「っうるさいなー、いいのー」 好きになるのは自由だもん。 空を眺めながらプクッと頬を膨らませると、その部分をプッシュしてくる。 「でも、アイツ好きなひといる」 そうだよ。 そこだよ。 「しかも、学年トップの人気者」 その言葉で、さらにうなだれてしまう。 莉莎子絶対わざとじゃん。 悪意感じるし。 溜息が自然と漏れてくる。 「水野」
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