序章

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まだ暗い冬真っ只中の朝。 今日は新しい学校の始業式。 あぁー、緊張する…。さっきからチラチラ見られてるし…。しかも私以外に転入生いるんでしょー!なんで来てないのー!) そう心で呟いてるのは中学二年の転入生水谷美麗(ミズタニミレイ)14歳だ。 只今8時57分…。始業式は9時からだ。時間は刻々と過ぎていっている。 (えっ…大丈夫なの…もう一人の人…) 「えー、それでは始業式を始めたいと思いますー。」 ダッダッダッダダダダダダダダ 妙な音が聞こえる。 「まってーーーー!!!!」
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