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スミマセン。
美結は幸せだったか…
と言う質問をいただきました。
あえて美結の気持ちを書かなかったのは、
もちろん幸せだったからです。
愛した人に手を離されて、一人で生きていく決心をしていた。
でも、
突然に現れた健司に心を奪われて…
そんな自分に戸惑ってしまった。
愛することに、
愛されることに、
慣れていない美結。
たとえあまり一緒にいられなくても幸せだった。
幸せだと思う気持ちを疑うことすらできなかった。
だって、本当に幸せだったから。
自分の言った一言で、健司は人生を変えて、
それが自分への愛の証だと解った時点で、
もうそれは疑いようのない愛。
だから…
健司が居なくなった後でも、その仕事に携わることが出来たのだと思います。
その仕事をしていると健司が傍にいてくれるような気がしたから。
きっと見ていてくれると信じて。
美結は幸せでした。
健司とのことも、子供たちに囲まれて暮らすことが出来たのも、
あの家で、
愛する人を待つことが出来たのも、
本当に幸せな時。
信じて良かったと振り返ったはずです。
*
完結しておいて、付け足すなんてみっともないことをしました。
失礼しましたm(_ _)m
もしかしたら、
も少し付け足すかも知れません(・д・)
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