飛龍航空団結成

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その夜……… 内藤、永倉、中村、斎藤、北原が集まり会議室にいた。 「永倉大佐、中村大佐、一航戦、二航戦のパイロット達の感想はどうだった?」 「はい。一航戦はイーグル乗りが多いのですぐに乗りこなしています。機体もかなり好評です。」 「同じく二航戦でも好評です。特に火器システムは最高だと言ってるものが多いです。」 「それはいい。技術研究本部も零戦の過ちを繰り返さないように研究を重ねているから更によくなるぞ。」 過ちとは零戦があまりによかったため、次世代機の開発が遅れたことだ。 「司令官、飛龍はいつ発進するのですか?」 「それはわからないな。俺としてはパイロットが機体に慣れるために時間が欲しいがな。あとで上に聞いておくから司令、副司令はパイロット達の腕をあげることを考えてくれ。」 「了解」 四人は敬礼し、退室する。 「やつと飛龍航空団が結成されたがまだスタートラインについただけだな」 内藤は一人になるとそんな一言を呟いた。
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