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《ヨルダside》
今日は皆と一緒に、エンドドロップに来た。
アスラとはクラスメイトだと知られている俺達は、ルアンともクラスメイトだとバレている。
指導役のハロさん達からも、かなり質問責めにされた。
ルアンが帝王様だという事は、もう皆が知っているらしい。
「今日は、帝王様と一緒に来たのか?」
「……いいえ」
「今、何をしていらっしゃる?」
「……俺には分かりません」
あまりにも詰め寄られ、その勢いに圧倒される。
凄い人なのは解っているつもりだったけど、此処までとは予想以上。
だって、指導そっちのけで質問責めをされるんだから。
「帝王様と、何を話すんだ?」
「帝王様の好きな事は?」
質問ばかりで辟易する。
(俺達も、こんな状態だったんだな)
されて気付く。
そりゃあ、ルアンが疲れるっていう筈だ。
それなのに、ルアンは怒ったりせず、質問に答えていた。
やっぱり、ルアンだからこそだな。
俺はもう、答える気力がない。
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