零番隊隊長への復帰

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睡眠時間はかなり削っている事になるが、眠くなる限界まで任務を受け続け、帰ってからすぐにベッドへ倒れ込んで寝る。 起きて朝食を食べた後、アスラと共に学園に向かう。 授業を受け、それが終わるとエンドドロップに向かい、依頼書を受け取って任務を受ける。 それを繰り返す毎日。 俺が零番隊隊長に復帰した事は、復帰した翌日には皆の耳に入ったらしい。 その次の日は囲まれたが、今は通常通り。 俺の周りにいるのは、いつものメンバー位だ。 授業はまともに受ける。 封魔器に幻術をかけているのは俺だ。 出ていない授業は、使い魔の授業だけ。 ゼンと比べると、エンでも実力差が大き過ぎる。 あれからゼンを召喚していないから、その授業の間だけゼンを喚び、一緒に寝ている。 たまにアスラがエンを喚び、二人共俺達の側にいる事もある。 授業中は覚える事に集中し、余計な事を考えないようにして。 気を抜いた瞬間に、悲しみに呑み込まれそうで…… 俺の事を瞬時に察し、心配したゼンだけには話した。 ゼンには、なるべく秘密事を持ちたくない。 それは昔からだ。 何でも話し、何でも聞く。 それが俺とゼンの関係。
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