0人が本棚に入れています
本棚に追加
魔物の大群による各国への攻撃。
それは人々を恐怖のどん底へとーーーーー
導く間でもなかった。
「総員!!隊列を崩すな!!各国との連絡を随時行え!!」
「9時の方向から大型種接近!!」
「魔法砲撃部隊!!撃てぇぇぇぇぇぇ!!」
人々の気持ちはつながり希望を繋ぎ会う。
そして、それは集団だけではない。
英雄もまたしかりーー
「『GO!!』」
掛け声にあわせるかの如く、重力により圧縮された土の剣は魔物をバターのように切り裂き藻屑とかす。
「おお、さすがは猟犬様だ」
「おい、あっちは『大老』様だ」
「……ふむ、引退したくてたまらないのだが」
上半身裸で袴のようなズボンをはいた年をいったおじいさんの後ろから大型の二足歩行型の魔物が立ち拳を振り上げいざ、潰さんと拳を降り下ろすがーー
「ふんッ!!」
それをなんなくと片手で受け止める。
そう、彼は帝国が誇る世界でも最高齢のSランカー。
『大老』
「どうやら世界は引退を許してくれないようだな」
受け止めたのとは反対の腕に周りの岩を集め巨大な拳となり裏拳で吹き飛ばす。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
最初のコメントを投稿しよう!