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「助けてくれたらどんな事でもするって。
あの気高い彼女が怯えたように哀願するんで
『質問が三つ残っているあなたには、一つだけリセットチャンスがある』
という事を教えた。
ところで美菜ちゃんに質問!」
「なんですか?」
小首を傾げながら美菜が呟いた。
「もし美菜ちゃんだったら、どうするのかな?
あの気味の悪いストーカーと一生暮らすのと、釜ゆでのどちらかを選択するとすれば?」
「ウーン……生きるも死ぬも地獄なら、生を選択するわ。今の自分なら……」
「『パチパチ……』
おめでとう……よかったね。リセット完了」
「えっ、なに!……まさかぁ?……」
美菜が大きな目をさらに大きく見開いた。
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