継承者

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ノワールが力を渡したと言ったのでやってみようとしたがやり方がわからん。とりあえず、魔力を両眼に流してみた。眼が熱く感じた。試しに魔力球を作ってみてみると普通なら闇属性で作っているので黒一色に見えるのだけども魔力の濃度によって黒色の濃さが違うのが見える。 「なにこれ、気持ち悪。」 「まぁ、初めは慣れないだろうがそのうち慣れる。我も2日で慣れたからな。」 思わず、口に出してしまってたか。にしても、これを2日で慣れたとか可笑しいだろ。慣れる気がしねぇわ。 「なるようになるか。とりあえずありがとうな。」 「貴様なら大丈夫だろ。我はそろそろ退場するかな。」 ノワールはそう言った直後煙となって辺りに散布して消え去った。急に帰るんかよ。こちとら、聞きたいことがまだあったのにとも思ったがいなくなってしまったものはしょうがない。 この後は軽く辺りを見回して特になにもなかったので転移で帰って依頼の報告をして寮にかえった。 余談だが魔眼の欠点である眼が赤くなることについては複数の眼の力を使える俺にとっては利点であると特訓中に気づいた。
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