頼み事

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  「火薬を分けてもらえませんか?」 「火薬…ですか?」 「手持ちの武器を無くしてしまったので…分けて頂けるとi」 「…まぁ、構わないと思いますよ」 「あの、無理は承知でs…って良いんですか?」 少年の問いに、持っていたファイルを机に置き、少年を部屋から出し鍵を閉めながら返した青年に、思わず突っ込んだ。 「セリーヌ様は多分許可しますから」 「はぁ…」 ニコライの後を追い地下へと向かう。 二部屋ある薬品庫の奥側の扉を開け一歩入ると、嗅ぎ慣れた臭いがしてきた。 「で、どのような火薬を希望ですか?」 「手榴弾を作れる程で構わないのですが」 「手榴弾程度…」
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