。*小話②*゚

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「失礼します」と入ってきたのはニコライ。 手には拘束具ではなくお菓子を持っている。 ニコライを見た瞬間固まった憤怒は軽く息を吐き安堵すると続きを飲みはじめる。 「なんだ?つまみはお菓子一つだけか?」 「いえ…こちらは"おつまみ"ではなく余興にお持ちしました♪」 「…余興だと?ほぅ…」 何をするのか気にはなるが飲み進める憤怒。 お菓子の封を開けると一本取り出し憤怒の口に放り込む。 ムグムグと口を動かす憤怒に 「あ!まだ食べてはいけませんよ?これはゲームなんですから♪」 「ふぇーふ(ゲーム)?」 「はい♪…では、セリーヌ様は反対側をくわえて下さい。スタートで同時に食べはじめて下さいね♪」 ニコライは答えながら、憤怒の体を押さえ指示を出していた。 (…?反対側からセリーヌ?)
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