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右に向かった2人は、遅れて出発をした。
たつきに気を使いながら、走って追う。
「あの、あんなので出てくるんですかね?」
「大丈夫ですよ。ズィーゲルは、どうもナツメ君の悪態に反応するみたいですから」
「そうなんですか?」
そんな会話をしていると、一回目の悪態が聞こえ、ズィーゲルの返答も聞こえてきた。
「ね?反応したでしょう」
「本当に反応しましたね…どうやら、私達のルートに居るみたいですが」
再び悪態が聞こえ、返答も聞こえてきた。更に移動したようである。
「近い所に居るみたいですね…少し罠でも張っておきますかね」
「罠…ですか?」
「えぇ、どうやら移動しているようですので、捕獲用の罠を…」
「…ニコライさん。それは本当に捕獲用ですか?モザイク処理されてますよ」
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