いつか夜空の向こうで

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何やってんだか……
なんで俺がこんなところで盛大なため息をつかなければならないんだか……

憂鬱な気持ちを切り替えようと顔を上げる。

フロントガラスから空を仰ぐ。
空を覆い尽くしていた灰色の雲のは切れ切れになって薄い水色の空が広がり始めていた。

蒸し暑い空気とため息が充満する車内に息苦しさを感じた俺は、勢いよくドアを開けた。