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一つ角を曲がり住宅街の間を通り抜ける。 所々、見覚えのある家と家の間に真新しい外壁の家が混じってた。 そんな住宅街の奥に淡く光るを見つけて車を止めた。 「……まだ、あったんだ?」 「ここは変わらないままかな?」 ハンドルを抱えるように腕を巻き付けたまま、顎を乗せる。 視線の先には、そこだけ時間が止まったような公園があった。 繁った木々に埋もれそうな街灯を見て思う。 「相変わらず、だな」
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