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車外に出て公園の入り口をくぐると、苔の生えたセメントの門柱がやけに小さく感じる。 古ぼけた滑り台とブランコ。 相変わらずの風景に、なんでだか心が和む。 ブランコに近寄りそっと揺すると、キィと甲高い音を経てた。 「……ホント変わんねぇな」 繁る木の枝に埋もれるようにそっと光を灯す街灯。オレンジ色に灯る光は優しく公園を包んでた。
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