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高く舞い上がった靴は弧を描き飛んだ。 バサッ っと音をたて繁らせた枝の中に吸い込まれる。 「……マジか」 「あらーやっちゃった……」 呆然としながら枝を見つめるも……落ちてこねぇし。 「ハ、アハハハーー」 声をあげてマリコが笑う。 気が付けばいつの間にか俺も笑ってた。
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