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「苗木君、ありがとうございました」
さて、舞園さんが一口食べた以上当然アイスはボクの元に戻ってくる。
舞園さんが笑顔で差し出したアイスをとりあえず受け取ったボクだけど、どうしても舞園さんとの間接キスを意識してしまう。
「苗木君、やっぱり気になりますか?」
「そりゃ…まあね…」
むしろ舞園さんとの間接キスが気にならない奴を見てみたいよ。
「でも苗木君、早く食べないと溶けちゃいますよ?」
「うーん、確かにそうなんだけどさ…」
舞園さんが言うように、この暑さでさっきからアイスがどんどん溶けてきている。
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