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「あ、あの!これは、その、違うんだ!下心とかそういうつもりじゃ無くて…
ほらボク妹とかにはよく一口あげたりするから、それでその、つい、癖みたいなもので…ごめん!嫌な思いさせちゃったよね…」
しどろもどろになりながら弁明するボクの顔は、たぶんこれ以上赤くなる事は無いんじゃないかってくらい真っ赤になってるんじゃ無いだろうか。
「だ、大丈夫です。苗木君がそんなこと考える人じゃないのは分かってますから。
それに、嫌というわけじゃ無くて…むしろラッキーというか、願ったりかなったりと言うか…。だから、苗木君さえよければ一口もらえますか?」
前言撤回。これ以上赤くならないと思ったボクの顔は、
舞園さんの言葉でさらに熱を持ったのを感じる。
さっきからずっとボクの頭の中は混乱状態だ。
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