25人が本棚に入れています
本棚に追加
「でもこれはボクの食べかけで、
それを舞園さんが食べちゃったら、か、か、間接…」
ボクは恥ずかしすぎて最後まで言葉が紡げなかった。
「苗木君は…私とは嫌ですか?」
「い、嫌なわけ無いじゃないか!むしろう…」
危うく嬉しいといってしまいそうになりボクは慌てて口を閉じる。
しかし、そんなボクを攻め立てるように舞園さんは笑顔でボクに詰め寄る。
「むしろ…なんですか?」
「いや、別になんでもないよ…」
「駄目ですよ、苗木君。ちゃんと言ってください。…言わないと心を読んじゃいますよ?」
最初のコメントを投稿しよう!