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「ふふふ、最初からこうしてくれれば良かったんですよ」
結局ボクは、舞園さんを論破することなど出来ず、
今ボクのアイスは舞園さんの手の中にある。
というか舞園さん
その台詞はちょっと悪役みたいなんだけど。
「そんなの別にいいじゃないですか。それじゃあいただきますね」
そう言って嬉しそうにアイスをかじる舞園さんは、その動作だけでも絵になるというか、かわいいと言うか…
「やっぱり暑い日はアイスですよね!すごくおいしいです!」
…思わぬところでボクのアイスは値段以上の働きをしたんじゃ無いだろうか?
そう思えるほど舞園さんの笑顔は輝いていた。
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