蛇子としっこ

48/51
前へ
/88ページ
次へ
「冒険には続きがありまして。  あの蛇は、私の秘密を守るために現れた神様だったのよ。  私を嘲笑うあずな。  私の気持ちに気づかない虎鉄。  うっとうしい勇太郎。  プライドばっか高い卑怯者の崇斗。  みんないなくなっちゃえって思ってた。  でも、ひとり生き残った私を、クラスのみんなが疑った。  だから、クラスメイトもみんな死んじゃえばいいと思ったの」 「まさか……このあいだの島で……」 「あのカップルも、おいしかったですよ」  私はひと思いに平岩先輩を飲み込んだ。
/88ページ

最初のコメントを投稿しよう!

288人が本棚に入れています
本棚に追加