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景紀はぷっと笑って立ち上がり、ほら、と手を出して朝陽の手を取ると一気に肩に担ぎ上げて部屋に連れて行く。
『私荷物じゃないのに!』と肩の上で暴れる朝陽を宥めながらベッドに座らせ『早く着替えておいでよ』と行って部屋を出た。
ワインをあれだけ飲んでも大丈夫な朝陽が酔っぱらっているという事はそれなりに飲んだのか、と思い、苦笑してしまう。
歩けないってどこのガキだよ、と思って笑っているとローブ姿になった朝陽が部屋から出て来て『景紀さーん、お水下さいー』とソファで寝転がって言うのがまた可笑しい。
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