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「どうぞ」
「ありがとー」
「何飲んだらそんなに酔うの?」
「えっとねえ…日本酒」
「どれくらい飲んだの?」
「覚えてないよお」
朝陽は鼻歌を歌いながら水を飲み、足を子供のようにパタパタと動かしている。足までうっすらピンクに染まり、首や胸元まで同じ色になっていて、思わず景紀はその胸元を見てしまった。
ここ数日同じ格好で飲み明かしたのに、何で気付かなかったのか。
シルクであろうそのローブは体のラインを強調し、その胸の大きさやウエストの細さを際立たせる。着痩せするにしてもなんて非常識な体なんだよ、と目を逸らし、口元を押さえてしまう。
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