奇妙な同居

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「きちんと話し合いたいとメールしましたが」 「話し合う事なんてないじゃない」 「真由(まゆ)、それは答えじゃない」 景紀は少し怒ったふうに彼女である真由に言うが、真由は『手紙に書いた通りだし』と言うだけで”頼りない”の説明はしない。 それからもあれこれと言い合いが続く中、朝陽はのんびりとカフェラテに口をつけ、彼氏もコーヒーを飲んで二人の言い合いを見ている。 朝陽は参ったなあ、なんて思いながら腕時計に目をやり、後どのくらいの時間この言い合いが続くんだろう、なんて暢気に考えて二人を見ていた。
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