優しい嘘

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朝陽の横にあるグラスを取って、景紀も水を注いで飲みながら朝陽をからかう。犬分類された身としては、逆襲出来る時にはしておかないと気が済まない。 すると朝陽が『忘れてた!』と言いながら靴の入った紙袋から箱を取り出して 「これ、クリスマスプレゼント」 そう言って景紀の前に置いた。景紀はびっくりして、その一目で分かる高級な靴にたじろいでしまう。 金銭感覚の違いは今日一日でよく分かったが、まさか自分にプレゼントは、と思い、どうしようか迷っていると 「早く履いて見せてよー」 「え、でもこれって…」 「良いから良いから」
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