優しい嘘

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景紀がどういう意味か聞こうとすると 「ま、だから皆頑張るんだろうけどねえ」 「それじゃ朝陽さんだって本当に欲しい物があるって事じゃん」 「んー、それは内緒です」 そう言って水の入ったグラスを持って『おやすみ』と言いながら自室へと入って行った。 残された景紀は靴を脱いで玄関に置き、朝陽の本当に欲しい物が気になってしまい、翌日の仕事の用意をしながらもその事が頭を離れる事はなかった。
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