景紀の試練

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「景紀も浴衣似合うね、剣道してるから腰が座ってるせい?」 「どうだろう?意識したことはないけど」 「なんかドキドキしちゃうね」 「浴衣で夕涼みの散歩も良いかも」 「夕食の時間までもう少しあるから散歩する?」 朝陽のその一言で旅館の近くを少し散歩し、景紀の視線は朝陽のうなじに釘付けになってしまっている。 首筋に張り付いた後れ毛が何とも艶っぽく、ちょっと時計を見てから木陰に朝陽を引っ張って抱きしめると、その首筋に甘く唇を落とす。 その唇は少しずつ上に移動し、やんわりと朝陽の唇を包み込み、少し離れて朝陽を見つめ『もう少しだけ』ともう一度唇を重ねる。 二人で見つめ合い、ふふっと笑って手を繋ぎ、急いで旅館に戻って皆が揃い始めた宴会場へと向かった。
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