嘲笑

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「………え……"有梨香"って、誰?」 その場の空気が凍った。 3人は、信じられないという目で俺を見つめていた。 「待って…有梨香ちゃんだよ…?お兄ちゃん、大好きな自慢の彼女だって言ってたじゃん……覚えて、ないの……?」 叶恵が何を言っているのか、理解できなかった。 "有梨香ちゃん"って誰だ? 俺に彼女なんて居たことあったか? 全く心当たりがない。 だけど、叶恵が冗談を言っているようには見えなかった。
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