狼が三匹

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朝ご飯も終え、特にやることのなかった私はとりあえずこの家の探索をすることにした。 「それにしても広いなぁ・・・」 やはり見た目どおり、やたらと広いのでここがどこだかわからないぐらいだ。 と、いうかここはどこ? 葉「ん?あれ、優衣ちゃんじゃん♪こんなとこでどうしたの??」 「えっと・・・特に何もないですけど?なんでそんなこときくんですか??」 だって迷子だもん 葉「いや、だって俺の部屋の前にいたから・・・」 _______え? ゆっくりと左を見ると、そこには部屋があった。 「・・・本当だ」 葉「・・・・・・」 ?なぜか妙な沈黙ができた。 それは松尾さんが私のことを不思議そうな目で見ていたからだ。 私のどこが不思議なのかな? 私的には松尾さんのほうが、よっぽど不思議なんだけど・・・ って 「そういえば松尾さん、私の部屋にはなんで鍵があんなにいっぱいついてるんですか?」 松尾さんにあったら聞こうと思っていた質問_____ 葉「は?なんで俺にきくの??」 「輝っちにきいたら、松尾さんにきくのがいいっていってたから」 その瞬間、松尾さんの顔がむすっとした。 「あの、松尾さん?」 葉「・・・・・・」 「あの~「なんで名前呼びなの?」・・・え?」 葉「だから、なんで輝だけ名前呼びなのっ?」 少し不機嫌そうにきいてくる松尾さん・・・ 「いえ、特にないですけど?」 葉「じゃぁ、俺のことも名前で呼んでくれる?」 「え?いいですけど・・・」 特に断る理由もないしね? 葉「そう・・・これからよろしくね優衣♪」 「はい・・・葉さん」 ガチャッ こうして、さっきとは打って変わって上機嫌に部屋に戻っていった。 って結局、鍵について教えてもらってないじゃんっ!?__________ 葉「・・・・・・・あの女、おもしろいな」
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