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連れてこられたのは体育館の裏。
定番……
「あ、あのさ……」
「な、な、なななななに!?」
うわーあたし動揺しすぎ……
「俺、」
……
「和歌が好きなんだけど……」
……は?
真湖じゃなくて?
いや、ちょっと待てよ?
あたしの勘違いは棚にあげるとして、
和歌!?
真湖なんだと思ってたけど……
でも、これって……
『三角関係』
ですよね?
「和歌に告白しようと思ってるんだけど……どうしたらいい?」
……あたしに聞かれても……ねぇ。
「なんであたしに相談なの?
芯の親友の名矢に相談すればいいじゃん。」
……困った顔の芯。
「__わかんねぇ。」
ハイハイハイハイ……
まぁいいですけどね、でもあたしに聞いても……たいした事は言えないんだけどなぁ……
「じゃあ、和歌に聞いてみようか?好きな人、いるか?って。」
「うん!お願い!」
「わかりました~聞いてみる。聞き出したら電話でもするね。」
「ありがと!!俺、先に教室戻るわ!よろしくな!」
「はーい」
なんて言って芯は走って行く。
さて、と。
めんどくさくなってきたけど、
まだ小3の夏は始まったばかり。
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