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「レオはよ」
「ん」
学年が上がって、新しいクラスになった。
にもかかわらず剛は同じクラス。
2・3年でクラス替えねーからこれからずっと一緒。
ーー・・・うぜぇ。
「レオまた男装かよ」
「ーー・・・ん」
ヤスは大学に近いところで一人暮らし始めた。
ヤスが近くにいない状況にも慣れてきた。
毎日夜に電話かかってきて。
ちゃんと夜寝てる。
寝ないと向こうは絶対に電話切らないから。
勉強辛いくせに。
左手に触れれば。
シンプルな指輪が触れる。
ーー・・・これが、ピアスがあるから。
ちゃんと寝れるのに。
過保護なんだよあいつ。
ただ、女服を着れなくなった。
なんかわかんねーけど。
ヤスがいねーと。
...........怖くて、着れない。
結城の、せいなのかなんなのか。
理由は、曖昧だけど。
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