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「はよーレオ・・・ってあれ?」
「なに」
「顔色悪くね?」
額に触れようとするから。
「触るな」
剛にこんなに低い声出すの久しぶりだ。
剛も怪訝な顔してるし。
「どうしたレオ?またなんかあった?」
「ーー・・・別に」
ただ、今日が、嫌いなだけ、怖いだけだ。
「言えって言っただろ?」
「ーー・・・本当に、何もねーから」
心配してくれてんのは分かってる。
でも、これはもうどうしようもないから。
ブランケットをかけて、寝る体勢に入る。
帽子を少しずらして眠る。
嫌な夢だ。
大丈夫。
あくまでも、夢、だから。
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