男三十から。

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島谷 椿 ああああ あああああ… 「アイヤァァァー!!」 意気揚々と(半ばキレ気味に)隆正引き連れて自宅に帰ってきた俺。 「シャワー浴びてこんかい」 とオドオドする隆正を風呂場に向かわせた。 付き合う言うたらやることは決まっとんじゃ。 早いも遅いもない。 こっちはもう覚悟決まっとるんじゃ、とばかりに男らしいとこ見せたのはいいものの、自分もシャワー浴びて出てきて向かい合った所ではたと気づいた。 どうやんの?これ。 ていうかどうやったら入んのこれ。 どうしよう、俺知識なかった。 「アカン。ムリやこれ。」 「えっ!」 「ちょ、まずそのエレクトしたもんしまって。」 「そんなぁ」 「トイレ使てええから」 「生殺し!」 「生殺しはどっちや!」 「え?」 「うるさい!こっちの話や!」 「理不尽…」 「何や」 「何でもありません…」
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