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「司令・・・」
フリッツに握手を求めた将官の側に居た副官らしき人物が、小さな声で将官に声をかける。
「・・・おっと、すまない」
「自己紹介が遅れた」
「諸君が出撃している間に司令官が代わって、今は私が此処の司令官を任されている」
「私の名前はー」
そう司令官と名乗る男は言って、自分の名前をフリッツに告げたが・・・。
「(出撃している間に司令官が代わったのか・・・)」
司令官が代わったという情報以外を、フリッツは無意識に聞き逃していた。
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