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「消息を絶ったって・・・聞いて・・・辛かった・・・」
嗚咽をつまらせながら、アリシアが言葉に含ませた色々な感情をフリッツにぶつける。
「すまなかった・・・」
「本当にすまなかった・・・」
そんなアリシアを優しく抱き締め、そう頭を撫でながらフリッツは言った。
アリシアを抱き締めた瞬間から、フリッツの目には涙が溢れ始め・・・。
部下に見られているという心配が無くなった途端に、溢れた涙が頬を伝って下に流れていた。
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