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「私達は戦艦を撃沈して直ぐに離脱したんだけど、執拗に私達を捜していた一隻の駆逐艦が帰り道に待ち構えていてね・・・」
「敵が息を殺して待ち構えていた事に気付けなかった私達は、爆雷の猛攻撃を食らったんだ」
そこまでフリッツが説明すると、アリシアの顔が不安そうな顔になっていった。
「とても長い時間、相手の考えを互いに読みあって戦った」
「辛かったよ・・・」
「でも、最終的に私達は相手の考えを読むことに成功してー」
「反撃の為に放った魚雷を駆逐艦に命中させて、撃沈することが出来たんだ」
「・・・そこまでは良かったんだ」
フリッツは言った。
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