帰還

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「反撃が成功した事によって、すっかり油断してしまっていたんだ」 「もう、攻撃される心配は無いってね」 「・・・でも、それは違った」 「敵は沈む前に爆雷を投下していて、この爆雷が私達が乗っていた潜水艦に深刻なダメージを与えたんだ」 「暗い海の底に沈んで二度と蒼い空を見ることが出来ないと、全員が覚悟するほどのね・・・」 そうフリッツが言うと、アリシアはフリッツの服の袖を強く握った。
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