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通信系等が全滅している今の状態では、入港の際に支障が出る可能性がある為ー。
万が一の時の連絡役と護衛役を兼ねて、魚雷艇がU-102を先導してくれることになっている。
「酷いな・・・」
U-102の側面に近付いてきた魚雷艇のクルーが、艦首付近の惨状を目にして思わず呟いた。
「ご苦労様です!」
そう魚雷艇の艇長は敬礼しながら言いー。
「此処からは我々が先導させていただきますので、我々の後に付いてきて下さい!」
そう敬礼していた手を下ろして叫んだ。
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