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「舫い綱を投げろ!」
そうボラードの近くに居た水兵が叫び、U-102から岸壁に向かってロープが投げられる。
カタン
舫い綱をボラードに巻き付けて動かないように固定した後、陸側からU-102の甲板に一枚の板が掛けられた。
「さて・・・」
乗組員をU-102から降ろすために、フリッツがハッチの方に顔を向けて指示を出そうとすると・・・。
「フリッツ!」
岸壁の方から誰かがフリッツを呼んだ。
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