プロローグ

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「とりあえず、穴のおくに来て下さい。神様が待ってると思いますから」 どうやら俺の頭がおかしくなっていたようだ。 神様とか天使とかきっとここは夢の中だろう。じゃないとやり切れない いつの間にかタンスは横に移動させられていてまた眩しい穴がそこにある まあ、夢なら夢でいいか 「え?そこの穴?」「はい」 「ちゃんと、戻れる訳?」 「あ、大丈夫です。戻ろうと思えば戻れます」 じゃあいいか。とりあえず、その神とやらにあって見るか 穴をくぐるとそこは何も無い真っ白の部屋と部屋の隅で完全にいじけているイケメンが ちっ、イケメンがすると何でも絵になるから嫌なんだ 「だから死んでくれ」 「ひどっ!」 振り返り、後ろにいる天使に尋ねる 「天使さん、俺はイケメンを見にきたんじゃない。神を見にきたんだ。あれか?当て付けなのかこれは」 もし、そうならイジメだ
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