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そんなこんなで魔武器・使い魔召喚まであと二週間。
「、、、であるからーーー」
今やってる魔法化学の先生は睡魔による生徒への攻撃を援護する声を持つことで有名な先生だ。周りを見るとあちらこちらで睡魔との戦いに敗北した奴が机に伏せている。
「、、、よってーその時ーー(あー、あー、聞こえているか?)
突然頭に響き渡る男の声と何かを蹴倒す音。
(1年生の男子生徒諸君。心配するな、これは特定の男子にしか流れてない。)
その声で落ち着きを取り戻すと周りでも同じように複数の男子が立ち上がっていた。
彼らと視線を交え着席する。
「すみません、授業を続けて下さい」
同じように立っていたムラガが代表で謝った。
(我々は異端審査会だ。本日放課後、次の場所に今聞こえている男子諸君は集まって欲しい。場所は・・・)
何だこれは。フツメンという単語にムッとするが事実なのでスルー。
(、、、これはあくまでも校内の風紀を乱すリア充達の目に余る行動を取り締まる為の公式な機関だ。ただ、2.3年のフツメン男子は全員が加入している事を伝えておこう。なお、この事を口外した者は高等部の三年間を捨てるものとみなすので。以上だ)
最後の脅しじゃねーか
どうせ行かないとやばそうだし、共感できる節もあるから行ってみるか。
最近思うのがこの学校のリア充の多さ、そして彼らの大胆さだ。
放課後トイレに行ったら、何か複数の個室からくぐもった声は聞こえるし音はする。
階段下じゃあキスとか余裕でしてる。
登校時や休み時間には廊下一杯にリア充が広がって、通るのに邪魔で仕方がない。
移動教室のときは尚更だ。
正直、羨ましいし、嫉妬だと言われればそうかもしれないが。通行の邪魔はしてほしくない。
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