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雪を後ろから抱きしめると、抱え込んだ腕に手を絡ませてきた
「………かわい」
思わずがら空きの首筋に吸いつく。
いつもより肌があついのはやっぱ熱があるからか
「……雪…………」
可愛い雪。小さくて、甘い匂いがして。抱きしめると折れそうなくらい細いからたまに怖くなる
寝ると、このまま起きないんじゃないかって不安になる
「……………ん…」
「雪」
「……や、くすぐったい…」
怖いから触れていたい。熱を確かめることで安心したいんだと思う
「………星……」
嫌がる雪が可愛いくて、少し笑う。
これ以上やると怒られるからな。しまいにして俺も寝よう
「おやすみ。愛してる」
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