少女、ご入学

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クラスには光と莉音だけ。 莉音『さ、行きましょう! まずは、学校内を案内しますね。』 綺麗過ぎる笑顔を向けられ、 まだ戸惑いが残るものの従い着いていく。 光『あの、お名前何てお呼びしたらいいでしょうか?』 莉音の隣で半歩後ろを歩きながら聞いてみる。 莉音『そうですね、僕は光さん。 と、お呼びします! なんと呼びたいですか? 何でも構いませんよ!』 嬉しそうにニコニコしながら答える莉音。 質問したのに質問で返されてしまった。 光『う~…、 槇、島…先…輩?』 莉音『それなら、下の名前で呼んで下さると嬉しいです!』 ぎこちなく恥ずかしいのに、 ハードルが上がってしまった。 光『じゃ、じゃあ 莉……音…先輩…。』 呟くように声に出す。 莉音『はい!』 これでもか!って程の笑顔に、 名前を呼んだ主は顔が赤くなりうろたえ、困惑する。
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