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新入生代表の挨拶を済ませ、滞りなく式は終わった。
壇上に上がる際、俺の制服を見てか少し会場がざわついたが、一々そんなの気にしていられない。
各クラスに移動になり席を立つ。
すると、
愛華『一ノ宮さん、良かったら一緒に行きましょう?』
隣に座っていた子が声を掛けてきた。
光『はぁ…、』
驚いたのと困惑したのとで気の抜けた返事を返した。
隣を歩く彼女を見る。
ハーフなのだろうか、綺麗なブラウンの長い髪にグリーンの瞳。
色白でお人形が歩いているようだ。
おしとやかで品があるが、芯は強そうな印象を受ける。
愛華『私、神流木 愛華です。
同じソーレですよ!宜しくお願いしますね。』
そのはにかむ笑顔を向けられ照れてしまう。
光『一ノ宮光です。こちらこそ、宜しく!』
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