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オルカ「誰がヤり過ぎPlayboyだとコラァww」
が、当然の如くそのマッタリとした時が続く筈もなく、レインの背後に抱きつくような形でオルカが顔を出した
勢いよく飛びつかなかったのは周りの状況(商品等)への配慮だろうか。レインからしてみたら鬱陶しいことに変わりはないのだが
レイン「誰もそんなこと言ってねえよトラブルメーカー。つかくっつくなっての」
オルカ「えーいいジャマイカ別にーw」
フィア「こら、オルカ。レインさん嫌がってるでしょ」
まるで小さな子供を諭すかのようなフィアの言葉に「ちぇーw」と言いつつもオルカはレインから離れた。どうやら今回は元より粘るつもりはなかったらしい
オルカ「あ、そうそう!早速だけど幾つか使えそうなモン持ってきたんだおw」
離れるや否や聞いてもいないのに自分のカゴの中を探り始めるオルカ
遂にきたか……と、レインが覚悟とツッコミの準備を始める
オルカ「まずは……コレ!虫除けスプレー!」
レイン「いやお前何でそんなも……ってあれ?」
しかし予想に反し割と普通の物が出てきたことでそれは無駄に終わる
早いとこ反応してやろうと勢いよくツッコミを入れかけた空回り感がレインを襲う
オルカ「?何か変だったかお?」
レイン「え?あ、えー……い、いや別に……普通だな、うん……」
微妙な空気に耐えきれず、目線を明後日の方向へと飛ばす
オルカ「……変な雨っちwあ、そんでこの虫除けスプレー実は優れもんでぬww?」
フィア「へー、どんなの?」
オルカ「これ虫だけじゃなくて野生の弱いポケ●ンも寄ってこなくな」
レイン「いやちょっと待てぇぇえええ!」
オルカが説明を始めた途端、レインの激しいツッコミが炸裂した。やはり予想は間違っていなかったのだ
レイン「え、虫除けスプレーってそっちの虫除けスプレー!?某有名ゲームの虫除けスプレー!?」
オルカ「因みに100歩で効果が切れるw」
レイン「やっぱそっちかコラァ!つーかそういうの知らない読者さんもいるんだからそういうネタやめろ!」
オルカ「えーでも100円だおw?」
レイン「値段じゃねーしこの世界通貨単位円じゃねーしガチでゲーム内の値段だしもうお前黙れしぃぃいい!」
ホームセンター内に大きく木霊するレインの全力シャウト
彼がここがホームセンターであることを思い出して本気で後悔するのはそれから数秒後のことであった
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